マイボート(FX-29Z)の改造、修理履歴 No9 2011年(H23)



2011-12-2〜30(金) リール修理

永く使ってりゃメンテナンスも必要
特にシマノのスコーピオンは本来バス用リール
重い鉛を巻いてたんじゃギヤも欠けるしクラッチも壊れるってもんだ

同時にダイワのシーボーグもメンテナンスに出す事にした
シーボーグは特別トラブルはないのだが巻き上げ距離が100kmまでなら1回目のオーバーホールは無料だった。
ところがメーカーから帰って来たらなんと127km以上も使っていた(当然有償・・とほほ)

まずはシマノの修理明細と請求書
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このスコーピオンって奴は海で使用している方はギヤ欠けが結構あるそうな
それとクラッチのアーム・・・強度不足かな

次にダイワの修理明細と請求書
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282時間ドラグを緩るめで使用しているから摩耗してるんじゃね。仕方ないわな
ソルトターミネーターで毎回洗浄しているから高価なベアリングはどちらも問題なし
またこれで鯛ラバ&鯛サビキに使えますで〜良かった良かった



2011-10-29(土) 係留場 クラッチオイル交換&ロッドホルダー移設1022H(次回1272Hの予定)

先だってのメンテナンス上架で請求書が届いてあっと気が付いた。
クラッチオイルの交換が抜けている〜おえんが〜規定時間は過ぎてますよ〜
見た感じで綺麗だからと交換見送られていた様子
そりゃ〜おえまぁ〜ってことで出撃を見送りメンテナンスを行う事にした

同時に右舷キャビン前上に付いていた6連ロッドホルダーを左舷キャビン下部に移設
右舷の旧ロッドホルダー位置には3連を取り付けてボートフックとタモ網を差すことにした
午前中のオイル交換時と夕方のロッドホルダー移設の時もヒロッサンが寄って下さいました
キャビンの内外では手伝って頂きました。有難う御座いました




2011-10-18〜20 船底掃除&メンテナンス 快晴の釣り日和 備讃ヤンマー1008H(次回1258Hの予定)

定期メンテナンス1,000時間と合わせて船底掃除です
来る途中の下水島付近;海苔網の準備を行ってます。もう直ぐですね〜

さて到着後即上架。やっぱり船底にはフジツボ居ません。で、ナメクジの這った様な後が・・・何?
滑走面に付いているフジツボを食べて?くれるそんな生物がおるんかいなぁ〜マジ?
 
 
これは貝の這った後たぶん「ニシ」だろうと。スタビの下面に張ったFRPとの間でフジツボが増殖。
口が開いてブレーキに成ってるので今回取り外す事に成りました

左よりエンジン防蝕亜鉛:1年使用 新品。マリンギヤ防蝕亜鉛:1年使用 新品 2年使用
昨年交換漏れが1本あってそれを確認すると2年まで大丈夫と言うことか???でも4本合わせて千数百円これをケチって電蝕されたらと思うとな〜
 冷却水取り入れのインペラです。
1,000時間または2年が交換時と取り扱い説明書には書いてますが普通はそれ以上に寿命ある物なんじゃけど
先日の釣行時2度程冷却水温が高いので若しかしたらヒビ割れでもと思っていたら完全にちぎれてました(破片も回収済=さすが備讃です。ABSならそのままですよ)

これはおまけ。先のエギングで○崎さんのPEラインですがこの先のエギは回収しましたので

ターボの後で排気と冷却済の海水を合わせるミキシングエルボと言う所。この部品も数万円するのにスチール製で取説によると2年毎交換部品
金額とインナパイプが残っているので今回交換はパス(次回までにSUSで相当品を作ります)
 この画像が以前、錆びて無くなるまで使った状態です

ドライブのオイル交換。まだ綺麗ですが上架毎(250H)に行ってます。
画像が無いのですがエンジンオイルとメインフィルター、バイパスフィルターも交換済
本日の作業はここまでまだ1回目塗りです


2011-9-17(土) 係留アンカー設置

先日の台風12号と14号で動いた今までのアンカー。もうダメです
で、今回「ドベ」対策で羽根を大型化し重量も稼いで新規に打ち直す事にしました
改造前(市販状態)

羽根改造後
重量も増加させましたが、面積だとほぼ倍に近いで〜「ドベ」に効きそうじゃ



台風15号の雨も設置作業に入る頃には上り作業には問題なしの快晴に、日頃の行いがええんじゃろ〜


2011-7-9(土) エンジンオイル補充
875H(次回970Hの予定)

約150時間乗って2.5リットルを補充した。オイルの消費量ってこの位ならガマンせねば
給油前
給油後
オイル交換まであと100時間程であるが夏場なのでレベルゲージ中央以上になる様にした


2011-5-22(月) ペラチューニングその2 結局効果なし
交換前にエンジン回転数と速度をチェック。(試乗中にらすくさんと海上でバッタリ)
エンジン最高回転数3100rpm、常用回転数2800rpm、船速XXノット
チューニングペラと交換後はと言うと
エンジン最高回転数3000rpm、常用回転数2700rpm、船速XXノット(同じじゃ)
う〜ん、まだ負荷が大きいんじゃなぁ。参考までに海水温度約20℃
これだと16X16のペラじゃないと駄目ですね。
今回は元に戻しましょう。

参考までに旧160HPだと巡航23.6ノット。現200HPでは22ノット(燃料は2割増)

エンジン常用回転数 2800RPM,マリンギヤの減速比 0.807,ドライブギヤの減速比1.61,
ぺラのピッチ 16インチ(1回転で進む距離16インチX25.4mm=406.4mm=0.406m)

2800RPMx60x0.406m/0.807/1.61/1000=52.5km/h(スリップ無しの理論値28.3ノット)
実際の速度41Km/h(22ノット)x100/52.5km/h=78% って計算じゃから22%はスリップしてるんじゃな

以前のエンジンだとMAX3400の常用3000回転、マリンギヤなしでドライブの減速機1.61のみ
ペラのピッチは20インチ(20インチx25.4mm=508mm=0.508m)

3000RPMx60x0.508/1.61/1000=56.8Km/h(30.6ノット)=
実際の速度45km/h(24ノット)x100/56.8Km/h=79%
エンジン&マリンギヤ&バッテリー重量の増加分(約250kg)で効率1%ダウン〜仕方ないなぁ

やっぱりエンジン回転数の制限を戻して3000回転で走れる様にするのがベストかな
3000RPMx60x0.406m/0.807/1.61/1000=56.2km/h(30.3ノット) 効率78%43.8Km/h(23.6ノット)

スピードは出ない、燃料は喰うし、オイルも消費するし、乗員さんが増えればもっと悪化する。
マリンギヤを付けるだけでは済まない問題多過ぎ


2011-6-13(月)〜18(土) ペラチューニングその1
先日試乗したヤンマーEX31が買えそうに無いので(当たり前じゃわな。追い金1,000万円ですって)ペラのチューニングを行って1〜2ノットスピードUPを図りたいと実行に移す

冬用のペラであった直径Xピッチ
16X17インチの外形を0.5インチ削るべく知人の工場にて旋盤を借りてセットしてみた
この16インチ(660mm)サイズまでは切削可能なんじゃな
やれやれ良かったのう。
さあ切削開始ですが・・・バイトに余り負荷を掛けるとペラが変形しそうなんでここはある程度高速にして送り量を僅かにして慎重に削ります
アルミなんで直ぐに削れます
これで6.2mm(片側ですが)切削完了
丸いものを削るので半分削れば直径では12.4mmも削ってるんです
今度は羽の水を切る部分を滑らかに削ります
勿論こも形状に削るのは工作機械ではコストが掛かって出来ません
近所にもNCフライスが有るのですけどここはコスト優先の「手」加工
画像のマジックで塗った黒い部分をサンダーで削るんです

お〜きょうてえ〜ガリっと他の所を削ったらオシャカじゃけんのう
これでチューニングは完成です。
後は走ってから
交換時に16X16との比較
左16改15.5X17 右16X16
随分羽根の大きさが変わってます

交換後のスピードアップは如何に・・・・

2011-5-14(土) 24Vバッテリー2系統化失敗
結局12Vのバッテリーを直列に繋いで24Vで充電させて中間から12V機器への取り出しを行うと上手く充電出来ない事が判り元に戻すことになった
とは言っても12Vのバッテリーを2個使っているので並列に繋いで使用します
メインバッテリーが上がってもサブバッテリーの配線を変更すれば24Vの取出しが出来るので最悪の港でエンジン掛からず引き返しって事にはならないので良しとします


2011-5-7(土) 12V用のダイナモ切り離し、24Vバッテリー2系統化、配線変更
(今回はVベルトの取り外しのみでダイナモ本体の撤去は行わず)

Vベルトのみ取り外し
サブバッテリーシステムの必須です
バッテリー消費を考えて60Aのタイプにしました。
メンテナンスフリー
液なしのシールドバッテリーです(ディープサイクルなんで使い過ぎでも大丈夫)
問題は24V対応機器と12V専用機器が混在していると言う事。最初2台のバッテリーそれぞれに12V電子機器を接続したらいきなりヒューズ断。なんで?と考えていたら、もしかしてアースが短絡するかなと結局マイナスアース側から12Vを取り出し、電子機器も同じ所から分岐。次回、電子機器は全て24V化を行うと問題解消しそう。12V専用機器は灯火類ホーン等、カセットデッキ、スタビライザーフラップ、オートパイロット、ヒーターデフロスター、ウインチなどの機器。う〜ん、結構な電力消費に成りそうじゃな


2011-4-2(土) ドライブオイルとドライブのチルトピンの交換、チルトポンプ部分からのオイル漏れチェック(今回は増し締めのみで給油は行わず)773H(次回1023Hの予定)
備讃ヤンマーで上架です
やっぱ汚れ(フジツボ)は後部のみ
ドライブギヤオイル交換 程ほど汚れでした
チルトポンプ部分からのオイル漏れチェック

小さな穴が開いて来ています。もうじき折れそうでした。参考までに5〜6年が限度かな

最後にフジツボ汚れの酷い後部を吹かして


2011-1-9(日) 拡声器の交換&ハンドグリップ増し締め
以前から使っていた安物の拡声器が壊れて交換せねばと思っていたが中々出来ず
1年くらい前から部品は購入していたのにやっと今日取付が出来ました
古いのはまだ外していません。本体かスピーカーかどちらが悪いのか?(今日は時間切れ)

これが今まで使っていたサイレン&泣き声&マイクのスピーカー付アンプです
見たまんま「おもちゃ観」が拭えません。なんせネットで\2,000-位だったと思う

これならちゃんと声が出るでしょう。遊漁船が密集して接触しそうになると必須ですね。
大声を上げると喧嘩を売ってる様に思われるけど拡声器を使って優しく言えば大丈夫(かな?)

ここで3時の休息 ドリップコーヒーです
安物でも船のキャビンで呑むとこれまた格別

キャビン後部のハンドグリップです。昨日同行者が発見し早速増し締めを行いました
緩み止めにシリコンでも塗れば良かったかも。今日は持って無かったので残念

内張りを外してやっとナットが見えても工具と手が入れ難いじゃないですか。
どうにかここまで作業修了。残りの修理はまた次回天候不良時に行いましょう


2011-1-8(土) 釣行後エンジン,マリンギヤオイル交換、ヘルムポンプ給油720H(次回970Hの予定)
前回のオイル交換から250H、オイル補充から62H。今回は11リットルの廃油を回収出来た
どうやらこのエンジンは負荷が掛かるとオイルの消費が異常に多くなるという事じゃな
それとエンジンルームに綺麗なオイルが溜まっている。量的にはヤクルト程度なのだがどうも漏れている場所は舵シリンダー。ヘルムポンプに給油して様子を見る事にしよう
一昨年の改造工事で油圧配管を触っているから配管継ぎ手の増し締めも行ってみないと。

今回の廃油は11リットル

今回の給油も11リットル
抜き作業時間40分給油作業時間20分